北海道の災害の記録
イマドコちゃん
北海道で1日にいちばん降ったのは1981年8月の207.0ミリだよ。1時間だと1913年8月の50.2ミリだよ。1時間に50ミリ以上は「非常に激しい雨」。気象庁の説明では、車の運転は危険とされる強さだよ。
記録は気象庁の観測値。雨の強さの言い方は気象庁「雨の強さと降り方」より
北海道が全国のなかで上位に来るもの(観測史上1位の値で比べたとき)
- 寒さ 全国1位 最低気温 -28.5℃
- 大雪 全国5位 積雪の深さ 169cm
- 台風の強さ 全国30位 最低気圧 961.1hPa
- 長く続く雨 全国39位 24時間の雨量 220mm
比べているのは北海道の代表観測所(札幌)の値です。 同じ県でも場所によって大きく違います。
観測史上の記録 札幌観測所
それぞれ上位10件のうち、2001年以降のものが何件あるかを右に出しています。
観測を始めた年は項目によって違うので、偶然そうなる件数も項目ごとに変わります
(各項目の観測開始年を件数の左に出しています)。
たとえば1897年からの観測なら直近25年は全体の約2割で、偶然なら10件中2件前後。
1940年からの観測なら約3割なので、偶然でも3件前後になります。
- 1 207mm 1981年8月23日
- 2 170mm 1981年8月4日
- 3 155.9mm 1962年8月3日
- 4 146.6mm 1950年8月1日
- 5 142mm 1975年8月23日
- 6 141mm 1998年9月16日
- 7 139.6mm 1937年9月12日
- 8 130.6mm 1965年9月10日
- 9 123.5mm 1904年7月10日
- 10 120mm 1981年8月5日
- 1 50.2mm 1913年8月28日
- 2 45.4mm 1957年9月17日
- 3 44.1mm 1950年8月1日
- 4 43.5mm 1952年7月16日
- 5 42.4mm 1950年7月31日
- 6 42mm 2012年9月9日
- 7 42mm 2010年8月24日
- 8 39.5mm 2015年8月7日
- 9 37.5mm 1981年8月23日
- 10 37mm 1975年8月17日
- 1 220mm 1981年8月23日
- 2 192.5mm 1950年8月1日
- 3 183.8mm 1950年7月31日
- 4 172mm 1913年8月27日
- 5 154mm 1904年7月10日
- 6 153mm 1975年8月23日
- 7 151.6mm 1962年8月3日
- 8 142.5mm 1998年9月16日
- 9 136.5mm 2001年9月11日
- 10 133.5mm 1986年9月4日
- 1 36.3℃ 2023年8月23日
- 2 36.2℃ 1994年8月7日
- 3 36℃ 2000年7月31日
- 4 35.9℃ 2000年8月1日
- 5 35.8℃ 1943年7月21日
- 6 35.7℃ 2025年7月25日
- 7 35.6℃ 2023年8月26日
- 8 35.5℃ 1924年7月11日
- 9 35.3℃ 2025年7月24日
- 10 35.2℃ 1999年8月8日
- 1 3日 2023年
- 2 3日 2021年
- 3 2日 2025年
- 4 2日 2000年
- 5 1日 1999年
- 6 1日 1994年
- 7 1日 1978年
- 8 1日 1972年
- 9 1日 1950年
- 10 1日 1943年
- 1 7日 2023年
- 2 4日 2021年
- 3 3日 2019年
- 4 2日 2025年
- 5 2日 2024年
- 6 1日 1985年
- 7 1日 1981年
- 9 0日 2022年
- 10 0日 2020年
- 1 169cm 1939年2月13日
- 2 153cm 1946年3月17日
- 3 150cm 1939年3月8日
- 4 150cm 1929年1月4日
- 5 149cm 1946年2月23日
- 6 149cm 1939年1月28日
- 7 146cm 1929年3月14日
- 8 145cm 1996年2月10日
- 9 145cm 1946年1月18日
- 10 142cm 2000年2月25日
- 1 961.1hPa 1934年3月21日
- 2 964hPa 1954年5月10日
- 3 965hPa 1947年4月22日
- 4 965hPa 1936年10月4日
- 5 966.2hPa 1970年2月1日
- 6 966.2hPa 1970年1月31日
- 7 967.9hPa 2012年4月4日
- 8 967.9hPa 1961年9月17日
- 9 968.6hPa 2021年2月16日
- 10 968.9hPa 1995年11月8日
- 1 -28.5℃ 1929年2月1日
- 2 -27℃ 1922年1月18日
- 3 -26.8℃ 1922年1月19日
- 4 -25.6℃ 1893年2月13日
- 5 -25.6℃ 1885年2月18日
- 6 -25.5℃ 1919年1月30日
- 7 -25℃ 1909年1月13日
- 8 -24.7℃ 1904年1月4日
- 9 -24.7℃ 1885年1月30日
- 10 -24.7℃ 1880年12月24日
出典:気象庁「観測史上1〜10位の値」
統計期間は項目によって異なります(各項目の観測開始年は下の件数の横に出しています)。
記録が新しい側に寄っている
イマドコちゃん
熱帯夜の年間日数の記録は、上位9件のうち7件が2001年以降なんだ。この項目は1876年からの観測で、直近25年はその17%くらい。偶然なら1.7件のはずだよ。同じように新しい側へ寄っているのは最高気温だよ。反対に1日の雨量は2001年以降が1件も無くて、古い年のままなんだ。これは記録の日付を数えただけで、原因まではこの数字からは分からない。ただ、寄り方が項目によってはっきり違うのは確かだよ。
観測史上10位までの日付を数えたもの。原因の断定はしていません
記録に残っている地震
イマドコちゃん
北海道で被害が記録された地震は、1896年から2026年までで18件あるよ。いちばん大きかったのは1896年の明治三陸地震。21,959人が亡くなったり行方不明になったりしているんだ。ただしこれは被害が大きかったものだけの数だから、「何年に1回」という間隔にはならないよ。載っていない年にも地震は起きているんだ。
気象庁「過去の地震津波災害」より。1995年までは死者・行方不明者100人以上のものだけです
気圧がいちばん下がったとき
イマドコちゃん
北海道でこれまでにいちばん気圧が下がったのは1934年3月の961.1ヘクトパスカルだよ。3月だから台風ではなくて、発達した低気圧かもしれないね。中心の気圧が低いほど、周りとの差が大きくなって風が強く吹くんだ。海の上では気圧が低いところの水位が持ち上がるから、満潮と重なると高潮になりやすいよ。
気象庁の観測記録より。台風の強さの階級は気圧ではなく最大風速で決められています
被害が記録された地震 18件
| 年 | 地震 | M | 最大震度 | 死者・不明 |
|---|---|---|---|---|
| 2026 | 十勝地方南部 | 6.2 | 5強 | — |
| 2023 | 苫小牧沖 | 6.2 | 5弱 | — |
| 2019 | 胆振地方中東部 | 5.8 | 6弱 | — |
| 2018 | 胆振地方中東部 平成30年北海道胆振東部地震 ⇒特設ページ(気象庁)へ ⇒特設ページ(札幌管区気象台)へ | 6.7 | 7 | 43 |
| 2017 | 胆振地方中東部 | 5.1 | 5弱 | — |
| 2016 | 内浦湾 | 5.3 | 6弱 | — |
| 2016 | 浦河沖 | 6.7 | 5弱 | — |
| 2014 | 胆振地方中東部 | 5.6 | 5弱 | — |
| 2013 | 十勝地方南部 | 6.5 | 5強 | — |
| 2004 | 留萌地方南部 留萌支庁南部 | 6.1 | 5強 | — |
| 2004 | 釧路沖 | 6.9 | 5強 | — |
| 2004 | 釧路沖 津波 | 7.1 | 5強 | — |
| 2003 | 十勝沖地震 釧路沖 津波 | 8.0 | 6弱 | 2 |
| 2000 | 根室半島南東沖 | 7.0 | 4 | — |
| 1999 | 釧路地方中南部 釧路支庁中南部 | 6.3 | 4 | — |
| 1993 | 北海道南西沖地震 津波 | 7.8 | 5 | 202 |
| 1960 | チリ地震津波 津波 | 9.5 | - | 142 |
| 1896 | 明治三陸地震 津波 | 8.2 | (2~3) | 21,959 |
出典:気象庁「過去の地震津波災害」。1995年までは死者・行方不明者が100人以上のものだけ、
1996年以降は被害が出たものすべてが載っています。件数が近年に多く見えるのはこのためで、
地震が増えたわけではありません。
最大震度のかっこ付き(例:(6))は、観測点が少なかった時代に被害の様子から推定された値です。
「5弱」「6強」のように弱・強が付くのは1996年に階級が分かれてからの表記で、
それ以前の「5」「6」とは範囲が異なります。
この記録の読み方
平均ではなく最大を見ています。備えの目安になるのは平年並みの数字ではなく、 実際にその土地で起きた最大だからです。
同じ県でも場所によって大きく違います。ここに出しているのは県の代表となる 気象官署1か所の記録です。山沿いと海沿い、川の近くと台地の上では条件が変わります。 お住まいの場所の危険度は、自治体が配っているハザードマップでご確認ください。
記録が無い=安全ではありません。観測が始まる前にも災害は起きています。 古い記録ほど残りにくく、この一覧に載っていないものもあります。