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岩手県の災害の記録

イマドコちゃん

イマドコちゃん

岩手県で1日にいちばん降ったのは2007年9月の198.0ミリだよ。1時間だと2024年8月の68.0ミリだよ。1時間に50ミリ以上は「非常に激しい雨」。気象庁の説明では、車の運転は危険とされる強さだよ。

記録は気象庁の観測値。雨の強さの言い方は気象庁「雨の強さと降り方」より

岩手県が全国のなかで上位に来るもの(観測史上1位の値で比べたとき)

  • 寒さ 全国4位 最低気温 -20.6℃
  • 大雪 全国13位 積雪の深さ 81cm
  • 台風の強さ 全国38位 最低気圧 964.4hPa
  • 長く続く雨 全国42位 24時間の雨量 202mm

比べているのは岩手県の代表観測所(盛岡)の値です。 同じ県でも場所によって大きく違います。

観測史上の記録 盛岡観測所

それぞれ上位10件のうち、2001年以降のものが何件あるかを右に出しています。 観測を始めた年は項目によって違うので、偶然そうなる件数も項目ごとに変わります (各項目の観測開始年を件数の左に出しています)。
たとえば1897年からの観測なら直近25年は全体の約2割で、偶然なら10件中2件前後。 1940年からの観測なら約3割なので、偶然でも3件前後になります。

大雨 1日の雨量 1923年からの観測 2001年以降 5/10件
  1. 1 198mm 2007年9月17日
  2. 2 189.6mm 1938年8月15日
  3. 3 143.5mm 2002年7月11日
  4. 4 140.5mm 1947年9月15日
  5. 5 128mm 2024年8月27日
  6. 6 127mm 2017年7月23日
  7. 7 124.1mm 1948年9月16日
  8. 8 121mm 2013年8月9日
  9. 9 118mm 1979年8月5日
  10. 10 116.7mm 1958年9月18日
短時間の強い雨 1時間の雨量 1923年からの観測 2001年以降 4/10件
  1. 1 68mm 2024年8月27日
  2. 2 62.7mm 1938年8月15日
  3. 3 62.5mm 2026年8月8日
  4. 4 62.5mm 2016年8月2日
  5. 5 57mm 2024年8月7日
  6. 6 50.5mm 1995年8月26日
  7. 7 48.5mm 1970年8月1日
  8. 8 48.1mm 1953年8月13日
  9. 9 47mm 1962年8月26日
  10. 10 45.5mm 1982年8月30日
長く続く雨 24時間の雨量 1923年からの観測 2001年以降 3/10件
  1. 1 202mm 1938年8月15日
  2. 2 198.5mm 2007年9月17日
  3. 3 181mm 2002年7月10日
  4. 4 165mm 1931年8月11日
  5. 5 159mm 1982年8月30日
  6. 6 156mm 1987年8月17日
  7. 7 151.8mm 1948年9月16日
  8. 8 142.5mm 2017年7月23日
  9. 9 142.1mm 1947年9月15日
  10. 10 139.9mm 1958年9月18日
暑さ 最高気温 1923年からの観測 2001年以降 6/10件
  1. 1 37.2℃ 2025年8月3日
  2. 2 37.2℃ 1924年7月12日
  3. 3 37℃ 2025年7月29日
  4. 4 36.6℃ 2025年8月2日
  5. 5 36.6℃ 1978年8月2日
  6. 6 36.4℃ 2023年8月5日
  7. 7 36.4℃ 2007年8月14日
  8. 8 36.3℃ 2018年8月23日
  9. 9 36.3℃ 1994年8月9日
  10. 10 36.3℃ 1943年8月7日
暑さの長さ 猛暑日の年間日数 1923年からの観測 2001年以降 5/10件
  1. 1 9日 2025年
  2. 2 7日 2021年
  3. 3 7日 1943年
  4. 4 6日 1924年
  5. 5 5日 2023年
  6. 6 5日 2012年
  7. 7 4日 1929年
  8. 8 3日 2019年
  9. 9 3日 1999年
  10. 10 3日 1994年
夜の暑さ 熱帯夜の年間日数 1923年からの観測 2001年以降 8/10件
  1. 1 11日 2023年
  2. 2 2日 2019年
  3. 3 1日 2025年
  4. 4 1日 2024年
  5. 5 1日 2021年
  6. 6 1日 2020年
  7. 7 1日 2014年
  8. 8 1日 2012年
  9. 9 1日 1999年
  10. 10 1日 1994年
大雪 積雪の深さ 1923年からの観測 2001年以降 2/10件
  1. 1 81cm 1938年2月19日
  2. 2 76cm 2005年12月26日
  3. 3 76cm 1939年2月6日
  4. 4 71cm 2006年2月10日
  5. 5 71cm 1961年2月1日
  6. 6 68cm 1975年3月11日
  7. 7 67cm 1985年2月9日
  8. 8 66cm 1961年1月31日
  9. 9 65cm 1940年2月20日
  10. 10 64cm 1946年1月16日
台風の強さ 最低気圧 1923年からの観測 2001年以降 2/10件
  1. 1 964.4hPa 1970年1月31日
  2. 2 969.3hPa 1979年10月19日
  3. 3 969.7hPa 1981年8月23日
  4. 4 972.8hPa 1947年4月21日
  5. 5 973.3hPa 1998年9月16日
  6. 6 973.4hPa 2007年1月7日
  7. 7 973.6hPa 2016年8月30日
  8. 8 973.9hPa 1994年2月22日
  9. 9 974hPa 1994年2月21日
  10. 10 975hPa 1961年9月16日
寒さ 最低気温 1923年からの観測 2001年以降 0/10件
  1. 1 -20.6℃ 1945年1月26日
  2. 2 -18.2℃ 1939年1月18日
  3. 3 -17.9℃ 1938年1月4日
  4. 4 -17.8℃ 1947年1月29日
  5. 5 -17.8℃ 1927年1月28日
  6. 6 -17.7℃ 1946年2月10日
  7. 7 -17.7℃ 1945年1月27日
  8. 8 -17.7℃ 1944年12月18日
  9. 9 -17.2℃ 1967年1月17日
  10. 10 -17.1℃ 1939年1月11日

出典:気象庁「観測史上1〜10位の値」
統計期間は項目によって異なります(各項目の観測開始年は下の件数の横に出しています)。

記録が新しい側に寄っている

イマドコちゃん

イマドコちゃん

熱帯夜の年間日数の記録は、上位10件のうち8件が2001年以降なんだ。この項目は1923年からの観測で、直近25年はその25%くらい。偶然なら2.5件のはずだよ。同じように新しい側へ寄っているのは最高気温と1日の雨量だよ。反対に最低気温は2001年以降が1件も無くて、古い年のままなんだ。これは記録の日付を数えただけで、原因まではこの数字からは分からない。ただ、寄り方が項目によってはっきり違うのは確かだよ。

観測史上10位までの日付を数えたもの。原因の断定はしていません

記録に残っている地震

イマドコちゃん

イマドコちゃん

岩手県で被害が記録された地震は、1896年から2026年までで19件あるよ。いちばん大きかったのは2011年の東北地方太平洋沖地震 (東日本大震災)。22,336人が亡くなったり行方不明になったりしているんだ。ただしこれは被害が大きかったものだけの数だから、「何年に1回」という間隔にはならないよ。載っていない年にも地震は起きているんだ。

気象庁「過去の地震津波災害」より。1995年までは死者・行方不明者100人以上のものだけです

気圧がいちばん下がったとき

イマドコちゃん

イマドコちゃん

岩手県でこれまでにいちばん気圧が下がったのは1970年1月の964.4ヘクトパスカルだよ。1月だから台風ではなくて、発達した低気圧かもしれないね。中心の気圧が低いほど、周りとの差が大きくなって風が強く吹くんだ。海の上では気圧が低いところの水位が持ち上がるから、満潮と重なると高潮になりやすいよ。

気象庁の観測記録より。台風の強さの階級は気圧ではなく最大風速で決められています

被害が記録された地震 19件

地震M最大震度死者・不明
2026 岩手県沖 6.1 5弱
2026 三陸沖 津波 7.7 5強
2024 岩手県沿岸北部 6.0 5弱
2021 岩手県沖 5.9 5強
2015 岩手県内陸北部 5.7 5弱
2014 岩手県沖 5.9 5弱
2012 三陸沖 津波 7.3 5弱 1
2012 岩手県沖 6.6 5弱
2011 東北地方太平洋沖地震 (東日本大震災) 三陸沖 津波 9.0 22,336
2011 三陸沖 津波 7.3 5弱
2010 岩手県内陸南部 5.2
2008 岩手県沿岸北部 6.8 6弱 1
2008 岩手・宮城内陸地震 岩手県内陸南部 7.2 6強 23
1998 岩手県内陸北部 6.2 6弱
1994 三陸はるか沖地震 津波 7.6 6 3
1960 チリ地震津波 津波 9.5 - 142
1933 昭和三陸地震 津波 8.1 5 3,064
1896 明治三陸地震 津波 8.2 (2~3) 21,959
1896 陸羽地震 7.2 (5) 209

出典:気象庁「過去の地震津波災害」。1995年までは死者・行方不明者が100人以上のものだけ、 1996年以降は被害が出たものすべてが載っています。件数が近年に多く見えるのはこのためで、 地震が増えたわけではありません。
最大震度のかっこ付き(例:(6))は、観測点が少なかった時代に被害の様子から推定された値です。 「5弱」「6強」のように弱・強が付くのは1996年に階級が分かれてからの表記で、 それ以前の「5」「6」とは範囲が異なります。

この記録の読み方

平均ではなく最大を見ています。備えの目安になるのは平年並みの数字ではなく、 実際にその土地で起きた最大だからです。

同じ県でも場所によって大きく違います。ここに出しているのは県の代表となる 気象官署1か所の記録です。山沿いと海沿い、川の近くと台地の上では条件が変わります。 お住まいの場所の危険度は、自治体が配っているハザードマップでご確認ください。

記録が無い=安全ではありません。観測が始まる前にも災害は起きています。 古い記録ほど残りにくく、この一覧に載っていないものもあります。