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鹿児島県の災害の記録

イマドコちゃん

イマドコちゃん

鹿児島県で1日にいちばん降ったのは2019年7月の375.0ミリだよ。1時間だと1995年8月の104.5ミリだよ。1時間に80ミリ以上は「猛烈な雨」で、気象庁の説明では息苦しくなるような圧迫感があるとされる強さなんだ。

記録は気象庁の観測値。雨の強さの言い方は気象庁「雨の強さと降り方」より

鹿児島県が全国のなかで上位に来るもの(観測史上1位の値で比べたとき)

  • 台風の強さ 全国1位 最低気圧 922.6hPa
  • 夜の暑さ 全国2位 熱帯夜の年間日数 100日
  • 大雨 全国12位 1日の雨量 375mm
  • 短時間の強い雨 全国12位 1時間の雨量 104.5mm

比べているのは鹿児島県の代表観測所(鹿児島)の値です。 同じ県でも場所によって大きく違います。

観測史上の記録 鹿児島観測所

それぞれ上位10件のうち、2001年以降のものが何件あるかを右に出しています。 観測を始めた年は項目によって違うので、偶然そうなる件数も項目ごとに変わります (各項目の観測開始年を件数の左に出しています)。
たとえば1897年からの観測なら直近25年は全体の約2割で、偶然なら10件中2件前後。 1940年からの観測なら約3割なので、偶然でも3件前後になります。

大雨 1日の雨量 1883年からの観測 2001年以降 3/10件
  1. 1 375mm 2019年7月3日
  2. 2 324mm 1995年8月11日
  3. 3 305.7mm 1917年6月16日
  4. 4 278.5mm 2024年6月20日
  5. 5 259.5mm 1993年8月6日
  6. 6 257.5mm 1989年7月28日
  7. 7 255mm 1928年6月21日
  8. 8 242.4mm 1949年6月29日
  9. 9 233.8mm 1936年7月23日
  10. 10 230.5mm 2007年7月11日
短時間の強い雨 1時間の雨量 1902年からの観測 2001年以降 4/10件
  1. 1 104.5mm 1995年8月11日
  2. 2 89.4mm 1941年7月11日
  3. 3 77.6mm 1912年10月2日
  4. 4 77mm 2006年7月5日
  5. 5 75.3mm 1956年7月3日
  6. 6 75mm 1986年7月10日
  7. 7 71mm 2005年7月30日
  8. 8 70.3mm 1939年6月21日
  9. 9 68.5mm 2016年9月20日
  10. 10 68.5mm 2007年7月11日
長く続く雨 24時間の雨量 1911年からの観測 2001年以降 2/10件
  1. 1 376mm 2019年7月3日
  2. 2 375.9mm 1949年6月28日
  3. 3 328.5mm 1995年8月11日
  4. 4 312mm 2024年6月20日
  5. 5 309.4mm 1917年6月16日
  6. 6 289.3mm 1936年7月22日
  7. 7 285mm 1969年6月30日
  8. 8 279mm 1989年7月28日
  9. 9 273.3mm 1949年8月16日
  10. 10 269.7mm 1928年6月21日
暑さ 最高気温 1883年からの観測 2001年以降 10/10件
  1. 1 38.4℃ 2026年8月3日
  2. 2 38℃ 2026年8月2日
  3. 3 37.8℃ 2026年7月25日
  4. 4 37.6℃ 2026年8月1日
  5. 5 37.4℃ 2016年8月22日
  6. 6 37.3℃ 2026年7月28日
  7. 7 37.3℃ 2026年7月24日
  8. 8 37.2℃ 2026年7月29日
  9. 9 37.2℃ 2026年7月26日
  10. 10 37.2℃ 2024年7月31日
暑さの長さ 猛暑日の年間日数 1883年からの観測 2001年以降 7/9件
  1. 1 40日 2024年
  2. 2 28日 2013年
  3. 3 19日 1942年
  4. 5 13日 2020年
  5. 6 13日 2017年
  6. 7 13日 2007年
  7. 8 12日 1998年
  8. 9 11日 2025年
  9. 10 11日 2016年
夜の暑さ 熱帯夜の年間日数 1883年からの観測 2001年以降 9/10件
  1. 1 100日 2025年
  2. 2 80日 2024年
  3. 3 80日 2023年
  4. 4 72日 2022年
  5. 5 72日 2006年
  6. 6 72日 1998年
  7. 7 70日 2016年
  8. 8 70日 2010年
  9. 9 68日 2007年
  10. 10 68日 2004年
大雪 積雪の深さ 1892年からの観測 2001年以降 3/10件
  1. 1 29cm 1959年1月17日
  2. 2 25cm 2011年1月1日
  3. 3 25cm 1901年2月13日
  4. 4 23cm 1986年1月6日
  5. 5 23cm 1915年3月15日
  6. 6 22cm 2010年12月31日
  7. 7 22cm 1963年1月25日
  8. 8 20cm 1977年2月16日
  9. 9 17cm 1910年1月18日
  10. 10 14cm 2016年1月25日
台風の強さ 最低気圧 1886年からの観測 2001年以降 4/10件
  1. 1 922.6hPa 1945年9月17日
  2. 2 940.6hPa 2022年9月18日
  3. 3 945.2hPa 1993年9月3日
  4. 4 947.1hPa 1955年9月29日
  5. 5 947.9hPa 1955年9月30日
  6. 6 947.9hPa 1951年10月14日
  7. 7 955.5hPa 2004年8月30日
  8. 8 956hPa 2005年9月6日
  9. 9 956hPa 1895年9月7日
  10. 10 959hPa 2007年7月14日
寒さ 最低気温 1883年からの観測 2001年以降 0/10件
  1. 1 -6.7℃ 1923年2月28日
  2. 2 -6.4℃ 1929年2月11日
  3. 3 -6.1℃ 1886年2月2日
  4. 4 -5.8℃ 1977年2月17日
  5. 5 -5.7℃ 1927年1月24日
  6. 6 -5.7℃ 1918年1月17日
  7. 7 -5.6℃ 1960年1月25日
  8. 8 -5.6℃ 1918年2月19日
  9. 9 -5.5℃ 1893年12月30日
  10. 10 -5.4℃ 1927年1月30日

出典:気象庁「観測史上1〜10位の値」
統計期間は項目によって異なります(各項目の観測開始年は下の件数の横に出しています)。

記録が新しい側に寄っている

イマドコちゃん

イマドコちゃん

最高気温の記録は、上位10件のうち10件が2001年以降なんだ。この項目は1883年からの観測で、直近25年はその18%くらい。偶然なら1.8件のはずだよ。同じように新しい側へ寄っているのは熱帯夜の年間日数と猛暑日の年間日数だよ。反対に最低気温は2001年以降が1件も無くて、古い年のままなんだ。これは記録の日付を数えただけで、原因まではこの数字からは分からない。ただ、寄り方が項目によってはっきり違うのは確かだよ。

観測史上10位までの日付を数えたもの。原因の断定はしていません

記録に残っている地震

イマドコちゃん

イマドコちゃん

鹿児島県で被害が記録された地震は、1960年から2025年までで9件あるよ。いちばん大きかったのは1960年のチリ地震津波。142人が亡くなったり行方不明になったりしているんだ。ただしこれは被害が大きかったものだけの数だから、「何年に1回」という間隔にはならないよ。載っていない年にも地震は起きているんだ。

気象庁「過去の地震津波災害」より。1995年までは死者・行方不明者100人以上のものだけです

気圧がいちばん下がったとき

イマドコちゃん

イマドコちゃん

鹿児島県でこれまでにいちばん気圧が下がったのは1945年9月の922.6ヘクトパスカルだよ。中心の気圧が低いほど、周りとの差が大きくなって風が強く吹くんだ。海の上では気圧が低いところの水位が持ち上がるから、満潮と重なると高潮になりやすいよ。

気象庁の観測記録より。台風の強さの階級は気圧ではなく最大風速で決められています

被害が記録された地震 9件

地震M最大震度死者・不明
2025 日向灘 津波 6.6 5弱
2024 日向灘 津波 7.1 6弱
2022 日向灘 6.6 5強
2019 日向灘 6.3 5弱
2017 鹿児島湾 5.3 5強
1997 鹿児島県薩摩地方 6.4 6弱
1997 鹿児島県薩摩地方 6.6 5強
1996 種子島近海 5.8
1960 チリ地震津波 津波 9.5 - 142

出典:気象庁「過去の地震津波災害」。1995年までは死者・行方不明者が100人以上のものだけ、 1996年以降は被害が出たものすべてが載っています。件数が近年に多く見えるのはこのためで、 地震が増えたわけではありません。
最大震度のかっこ付き(例:(6))は、観測点が少なかった時代に被害の様子から推定された値です。 「5弱」「6強」のように弱・強が付くのは1996年に階級が分かれてからの表記で、 それ以前の「5」「6」とは範囲が異なります。

この記録の読み方

平均ではなく最大を見ています。備えの目安になるのは平年並みの数字ではなく、 実際にその土地で起きた最大だからです。

同じ県でも場所によって大きく違います。ここに出しているのは県の代表となる 気象官署1か所の記録です。山沿いと海沿い、川の近くと台地の上では条件が変わります。 お住まいの場所の危険度は、自治体が配っているハザードマップでご確認ください。

記録が無い=安全ではありません。観測が始まる前にも災害は起きています。 古い記録ほど残りにくく、この一覧に載っていないものもあります。