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東京都の災害の記録

イマドコちゃん

イマドコちゃん

東京都で1日にいちばん降ったのは1958年9月の371.9ミリだよ。1時間だと1939年7月の88.7ミリだよ。1時間に80ミリ以上は「猛烈な雨」で、気象庁の説明では息苦しくなるような圧迫感があるとされる強さなんだ。

記録は気象庁の観測値。雨の強さの言い方は気象庁「雨の強さと降り方」より

東京都が全国のなかで上位に来るもの(観測史上1位の値で比べたとき)

  • 大雨 全国13位 1日の雨量 371.9mm
  • 長く続く雨 全国13位 24時間の雨量 392.5mm
  • 暑さ 全国16位 最高気温 39.5℃
  • 台風の強さ 全国16位 最低気圧 952.7hPa

比べているのは東京都の代表観測所(東京)の値です。 同じ県でも場所によって大きく違います。

観測史上の記録 東京観測所

それぞれ上位10件のうち、2001年以降のものが何件あるかを右に出しています。 観測を始めた年は項目によって違うので、偶然そうなる件数も項目ごとに変わります (各項目の観測開始年を件数の左に出しています)。
たとえば1897年からの観測なら直近25年は全体の約2割で、偶然なら10件中2件前後。 1940年からの観測なら約3割なので、偶然でも3件前後になります。

大雨 1日の雨量 1875年からの観測 2001年以降 2/10件
  1. 1 371.9mm 1958年9月26日
  2. 2 278.3mm 1938年6月29日
  3. 3 259.5mm 1996年9月22日
  4. 4 234.5mm 1993年8月27日
  5. 5 225.5mm 1966年6月28日
  6. 6 222.5mm 2004年10月9日
  7. 7 220.5mm 1991年9月19日
  8. 8 215mm 1981年10月22日
  9. 9 209.5mm 2019年10月12日
  10. 10 195mm 1989年8月1日
短時間の強い雨 1時間の雨量 1886年からの観測 2001年以降 2/10件
  1. 1 88.7mm 1939年7月31日
  2. 2 82.5mm 2000年7月4日
  3. 3 78.1mm 1960年9月1日
  4. 4 77mm 1981年7月22日
  5. 5 76mm 1958年9月26日
  6. 6 71.5mm 2014年9月10日
  7. 7 71.5mm 1949年8月24日
  8. 8 70.5mm 1935年10月27日
  9. 9 69.5mm 2004年10月9日
  10. 10 69.2mm 1911年8月10日
長く続く雨 24時間の雨量 1890年からの観測 2001年以降 3/10件
  1. 1 392.5mm 1958年9月26日
  2. 2 284.2mm 1938年6月29日
  3. 3 278mm 1993年8月27日
  4. 4 270.5mm 2004年10月9日
  5. 5 259.5mm 1996年9月22日
  6. 6 246mm 2013年10月15日
  7. 7 245.6mm 1911年8月10日
  8. 8 238.5mm 2014年10月5日
  9. 9 234.5mm 1966年6月28日
  10. 10 230mm 1991年9月19日
暑さ 最高気温 1875年からの観測 2001年以降 6/10件
  1. 1 39.5℃ 2004年7月20日
  2. 2 39.1℃ 1994年8月3日
  3. 3 39℃ 2018年7月23日
  4. 4 38.7℃ 1996年8月15日
  5. 5 38.5℃ 2025年8月30日
  6. 6 38.4℃ 1953年8月21日
  7. 7 38.3℃ 2013年8月11日
  8. 8 38.1℃ 2004年7月21日
  9. 9 38.1℃ 2001年7月24日
  10. 10 38.1℃ 1984年9月3日
暑さの長さ 猛暑日の年間日数 1875年からの観測 2001年以降 9/10件
  1. 1 29日 2025年
  2. 2 22日 2023年
  3. 3 20日 2024年
  4. 4 16日 2022年
  5. 5 13日 2010年
  6. 6 13日 1995年
  7. 7 12日 2020年
  8. 8 12日 2020年
  9. 9 12日 2019年
  10. 10 12日 2018年
夜の暑さ 熱帯夜の年間日数 1875年からの観測 2001年以降 8/10件
  1. 1 57日 2023年
  2. 2 56日 2010年
  3. 3 55日 2025年
  4. 4 49日 2012年
  5. 5 49日 2011年
  6. 6 47日 2024年
  7. 7 47日 1994年
  8. 8 46日 1999年
  9. 9 42日 2018年
  10. 10 41日 2004年
大雪 積雪の深さ 1875年からの観測 2001年以降 1/10件
  1. 1 46cm 1883年2月8日
  2. 2 38cm 1945年2月22日
  3. 3 36cm 1936年2月23日
  4. 4 33cm 1951年2月15日
  5. 5 31cm 1954年1月26日
  6. 6 31cm 1887年1月18日
  7. 7 30cm 1969年3月12日
  8. 8 27cm 2014年2月15日
  9. 9 27cm 1925年1月30日
  10. 10 25cm 1953年2月22日
台風の強さ 最低気圧 1875年からの観測 2001年以降 3/10件
  1. 1 952.7hPa 1917年10月1日
  2. 2 960.2hPa 1902年9月28日
  3. 3 963.7hPa 1899年10月7日
  4. 4 965hPa 1958年9月18日
  5. 5 965.2hPa 2002年10月1日
  6. 6 966.7hPa 1981年8月23日
  7. 7 966.8hPa 2019年10月12日
  8. 8 967.4hPa 1928年10月8日
  9. 9 967.5hPa 2017年10月23日
  10. 10 968.6hPa 1981年10月23日
寒さ 最低気温 1875年からの観測 2001年以降 0/10件
  1. 1 -9.2℃ 1876年1月13日
  2. 2 -9.1℃ 1885年1月14日
  3. 3 -8.6℃ 1927年1月24日
  4. 4 -8.6℃ 1876年1月12日
  5. 5 -8.4℃ 1881年1月13日
  6. 6 -8.2℃ 1918年1月9日
  7. 7 -8.2℃ 1885年1月21日
  8. 8 -8.1℃ 1922年1月22日
  9. 9 -8.1℃ 1918年1月8日
  10. 10 -8.1℃ 1889年1月20日

出典:気象庁「観測史上1〜10位の値」
統計期間は項目によって異なります(各項目の観測開始年は下の件数の横に出しています)。

記録が新しい側に寄っている

イマドコちゃん

イマドコちゃん

猛暑日の年間日数の記録は、上位10件のうち9件が2001年以降なんだ。この項目は1875年からの観測で、直近25年はその17%くらい。偶然なら1.7件のはずだよ。同じように新しい側へ寄っているのは熱帯夜の年間日数と最高気温だよ。反対に最低気温は2001年以降が1件も無くて、古い年のままなんだ。これは記録の日付を数えただけで、原因まではこの数字からは分からない。ただ、寄り方が項目によってはっきり違うのは確かだよ。

観測史上10位までの日付を数えたもの。原因の断定はしていません

記録に残っている地震

イマドコちゃん

イマドコちゃん

東京都で被害が記録された地震は、1923年から2015年までで15件あるよ。いちばん大きかったのは1930年の北伊豆地震。272人が亡くなったり行方不明になったりしているんだ。ただしこれは被害が大きかったものだけの数だから、「何年に1回」という間隔にはならないよ。載っていない年にも地震は起きているんだ。

気象庁「過去の地震津波災害」より。1995年までは死者・行方不明者100人以上のものだけです

気圧がいちばん下がったとき

イマドコちゃん

イマドコちゃん

東京都でこれまでにいちばん気圧が下がったのは1917年10月の952.7ヘクトパスカルだよ。中心の気圧が低いほど、周りとの差が大きくなって風が強く吹くんだ。海の上では気圧が低いところの水位が持ち上がるから、満潮と重なると高潮になりやすいよ。

気象庁の観測記録より。台風の強さの階級は気圧ではなく最大風速で決められています

被害が記録された地震 15件

地震M最大震度死者・不明
2015 東京湾 5.2 5弱
2015 小笠原諸島西方沖 8.1 5強
2014 伊豆大島近海 6.0 5弱
2013 三宅島近海 津波 6.2 5強
2009 伊豆半島東方沖 5.1 5弱
2006 伊豆半島東方沖 5.8
2003 東京湾 5.1
2000 三宅島近海 津波 6.5 6弱 1
2000 新島・神津島近海 津波 6.3 6弱
2000 新島・神津島近海 津波 6.5 6弱
1998 東京湾 4.7
1997 伊豆半島東方沖 5.5 5弱
1960 チリ地震津波 津波 9.5 - 142
1930 北伊豆地震 7.3 6 272
1923 関東地震 (関東大震災) 津波 7.9 6 10

出典:気象庁「過去の地震津波災害」。1995年までは死者・行方不明者が100人以上のものだけ、 1996年以降は被害が出たものすべてが載っています。件数が近年に多く見えるのはこのためで、 地震が増えたわけではありません。
最大震度のかっこ付き(例:(6))は、観測点が少なかった時代に被害の様子から推定された値です。 「5弱」「6強」のように弱・強が付くのは1996年に階級が分かれてからの表記で、 それ以前の「5」「6」とは範囲が異なります。

この記録の読み方

平均ではなく最大を見ています。備えの目安になるのは平年並みの数字ではなく、 実際にその土地で起きた最大だからです。

同じ県でも場所によって大きく違います。ここに出しているのは県の代表となる 気象官署1か所の記録です。山沿いと海沿い、川の近くと台地の上では条件が変わります。 お住まいの場所の危険度は、自治体が配っているハザードマップでご確認ください。

記録が無い=安全ではありません。観測が始まる前にも災害は起きています。 古い記録ほど残りにくく、この一覧に載っていないものもあります。