和歌山県の災害の記録
イマドコちゃん
和歌山県で1日にいちばん降ったのは2000年9月の353.5ミリだよ。1時間だと2009年11月の122.5ミリだよ。1時間に80ミリ以上は「猛烈な雨」で、気象庁の説明では息苦しくなるような圧迫感があるとされる強さなんだ。
記録は気象庁の観測値。雨の強さの言い方は気象庁「雨の強さと降り方」より
和歌山県が全国のなかで上位に来るもの(観測史上1位の値で比べたとき)
- 短時間の強い雨 全国5位 1時間の雨量 122.5mm
- 台風の強さ 全国6位 最低気圧 939hPa
- 夜の暑さ 全国9位 熱帯夜の年間日数 72日
- 長く続く雨 全国12位 24時間の雨量 407.7mm
比べているのは和歌山県の代表観測所(和歌山)の値です。 同じ県でも場所によって大きく違います。
観測史上の記録 和歌山観測所
それぞれ上位10件のうち、2001年以降のものが何件あるかを右に出しています。
観測を始めた年は項目によって違うので、偶然そうなる件数も項目ごとに変わります
(各項目の観測開始年を件数の左に出しています)。
たとえば1897年からの観測なら直近25年は全体の約2割で、偶然なら10件中2件前後。
1940年からの観測なら約3割なので、偶然でも3件前後になります。
- 1 353.5mm 2000年9月11日
- 2 296.1mm 1956年9月25日
- 3 270mm 1965年9月14日
- 4 265mm 2018年7月6日
- 5 259.5mm 2017年10月22日
- 6 253.5mm 1952年7月11日
- 7 244.5mm 2009年11月11日
- 8 241.5mm 1989年9月3日
- 9 229mm 2001年9月7日
- 10 205.6mm 1940年6月17日
- 1 122.5mm 2009年11月11日
- 2 99mm 1952年7月10日
- 3 89.5mm 1983年7月5日
- 4 68mm 1954年6月29日
- 5 65.5mm 2018年7月6日
- 6 63.4mm 1956年9月25日
- 7 61.5mm 1995年7月22日
- 8 59.5mm 2025年7月17日
- 9 58.9mm 1952年7月11日
- 10 58.5mm 1995年7月4日
- 1 407.7mm 1956年9月26日
- 2 394.6mm 1952年7月11日
- 3 375mm 2000年9月11日
- 4 334.5mm 2018年7月6日
- 5 305.5mm 1989年9月3日
- 6 286.1mm 1965年9月14日
- 7 261mm 2017年10月22日
- 8 256mm 2009年11月11日
- 9 236mm 1976年9月8日
- 10 231mm 2001年9月7日
- 1 38.5℃ 2013年8月11日
- 2 38.1℃ 1994年8月6日
- 3 38.1℃ 1967年8月17日
- 4 38℃ 1967年8月25日
- 5 38℃ 1953年8月22日
- 6 37.9℃ 2026年7月25日
- 7 37.9℃ 2026年7月23日
- 8 37.9℃ 2023年8月9日
- 9 37.9℃ 1929年8月9日
- 10 37.9℃ 1922年8月13日
- 1 23日 2024年
- 2 22日 1967年
- 3 21日 1994年
- 5 18日 1942年
- 6 15日 2025年
- 7 13日 2020年
- 8 13日 1998年
- 9 13日 1990年
- 10 12日 2018年
- 1 72日 2025年
- 2 69日 2024年
- 3 51日 2023年
- 4 50日 2018年
- 5 49日 2010年
- 6 46日 2022年
- 7 46日 2013年
- 8 43日 2017年
- 9 42日 1995年
- 10 42日 1994年
- 1 40cm 1883年2月8日
- 2 21cm 1907年2月11日
- 3 18cm 1931年2月10日
- 4 17cm 1893年2月27日
- 5 14cm 1919年2月3日
- 6 13cm 1953年2月21日
- 7 13cm 1906年1月24日
- 8 10cm 1984年1月31日
- 9 10cm 1964年2月25日
- 10 10cm 1936年2月7日
- 1 939hPa 1961年9月16日
- 2 948.4hPa 1912年9月23日
- 3 955.9hPa 1888年8月30日
- 4 956.8hPa 1959年9月26日
- 5 958.8hPa 1934年9月21日
- 6 961.6hPa 1950年9月3日
- 7 961.7hPa 2018年9月4日
- 8 966.9hPa 1979年9月30日
- 9 968.2hPa 2018年9月30日
- 10 970.6hPa 1990年9月19日
- 1 -6℃ 1945年1月28日
- 2 -5.4℃ 1883年2月9日
- 3 -5℃ 1945年2月21日
- 4 -4.9℃ 1904年1月27日
- 5 -4.7℃ 1904年1月26日
- 6 -4.7℃ 1881年2月22日
- 7 -4.6℃ 1902年2月18日
- 8 -4.6℃ 1881年2月6日
- 9 -4.5℃ 1942年2月14日
- 10 -4.5℃ 1906年2月6日
出典:気象庁「観測史上1〜10位の値」
統計期間は項目によって異なります(各項目の観測開始年は下の件数の横に出しています)。
記録が新しい側に寄っている
イマドコちゃん
熱帯夜の年間日数の記録は、上位10件のうち8件が2001年以降なんだ。この項目は1879年からの観測で、直近25年はその18%くらい。偶然なら1.8件のはずだよ。同じように新しい側へ寄っているのは1日の雨量と24時間の雨量だよ。反対に積雪の深さは2001年以降が1件も無くて、古い年のままなんだ。これは記録の日付を数えただけで、原因まではこの数字からは分からない。ただ、寄り方が項目によってはっきり違うのは確かだよ。
観測史上10位までの日付を数えたもの。原因の断定はしていません
記録に残っている地震
イマドコちゃん
和歌山県で被害が記録された地震は、1946年から2021年までで5件あるよ。いちばん大きかったのは1946年の南海地震。1,443人が亡くなったり行方不明になったりしているんだ。ただしこれは被害が大きかったものだけの数だから、「何年に1回」という間隔にはならないよ。載っていない年にも地震は起きているんだ。
気象庁「過去の地震津波災害」より。1995年までは死者・行方不明者100人以上のものだけです
気圧がいちばん下がったとき
イマドコちゃん
和歌山県でこれまでにいちばん気圧が下がったのは1961年9月の939.0ヘクトパスカルだよ。中心の気圧が低いほど、周りとの差が大きくなって風が強く吹くんだ。海の上では気圧が低いところの水位が持ち上がるから、満潮と重なると高潮になりやすいよ。
気象庁の観測記録より。台風の強さの階級は気圧ではなく最大風速で決められています
被害が記録された地震 5件
| 年 | 地震 | M | 最大震度 | 死者・不明 |
|---|---|---|---|---|
| 2021 | 紀伊水道 | 5.4 | 5弱 | — |
| 2006 | 和歌山県北部 | 4.5 | 4 | — |
| 2004 | 三重県南東沖 紀伊半島沖 津波 | 7.1 | 5弱 | — |
| 1960 | チリ地震津波 津波 | 9.5 | - | 142 |
| 1946 | 南海地震 津波 | 8.0 | 5 | 1,443 |
出典:気象庁「過去の地震津波災害」。1995年までは死者・行方不明者が100人以上のものだけ、
1996年以降は被害が出たものすべてが載っています。件数が近年に多く見えるのはこのためで、
地震が増えたわけではありません。
最大震度のかっこ付き(例:(6))は、観測点が少なかった時代に被害の様子から推定された値です。
「5弱」「6強」のように弱・強が付くのは1996年に階級が分かれてからの表記で、
それ以前の「5」「6」とは範囲が異なります。
この記録の読み方
平均ではなく最大を見ています。備えの目安になるのは平年並みの数字ではなく、 実際にその土地で起きた最大だからです。
同じ県でも場所によって大きく違います。ここに出しているのは県の代表となる 気象官署1か所の記録です。山沿いと海沿い、川の近くと台地の上では条件が変わります。 お住まいの場所の危険度は、自治体が配っているハザードマップでご確認ください。
記録が無い=安全ではありません。観測が始まる前にも災害は起きています。 古い記録ほど残りにくく、この一覧に載っていないものもあります。